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■木造耐震補強の実例
診断内容
地盤・基礎 |
→基礎のひび割れ、損傷、鉄筋の有無、敷地周辺地盤調査 |
構造部材 |
→筋交(スジカイ)寸法、接合方法 |
老朽化 |
→シロアリ、漏水、腐朽具合の調査 |
屋根 |
→屋根材の調査、屋根形状、屋根の状態 |
外壁・内壁 |
→壁材の調査、ひび割れ、腐朽具合 |
以上の内容を図面と目視によって診断するので壁を壊したりする事はありません。
なお、現場での診断は1時間程度で終了します。
また、診断結果は横浜市の耐震診断に基づいた形で後日報告します。
補強方法
工事は補強計画から現場監理まで行い、一つ一つチェックして工事のミスを無くし、
改修後の耐震診断ではほぼ安全というレベルまで高める事ができます。
また工事によっては住みながらの工事も可能なのでお気軽にお問い合せください。
基礎 |
独立基礎や不連続な基礎とした場合、地震などない
常時においてもそれぞれの柱が受ける力の差によって
不同沈下を生じ、上部構造の仕上が損傷したり、壁に
ひび割れが生じる場合があるので一体化した基礎の
鉄筋コンクリート造を設けるのが好ましい。 |
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壁 |
柱だけでは地震に抵抗できないので筋交(スジカイ)や
構造用合板によって壁の耐力を増やし、接合部に専用の
金物を付ける事で堅固にします。 |
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屋根 |
重い屋根から金属屋根などの軽い屋根に葺き替える事で
より地震に強い住宅になります。
また、瓦屋根にする場合は、耐力壁などを十分に設け
重量に耐えられる強度にします。 |
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壁のバランス |
開口部が多いほど地震には弱くなります。
開口部を減らし、耐力壁を増やす事が必要です。
また建物の剛心と重心のズレをなくしねじれが
少なくなるような位置に耐力壁を設けます。 |
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水廻り |
台所、浴室の近くや片側の土台廻りのように
湿りがちな所は早く腐ります。
腐った場合は土台を取替えて、柱は根継ぎして
金物で補強します。また、防腐(防蟻)処理を
行うのが好ましい。 |
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現在、横浜市では木造の個人住宅(自己所有で、自ら居住しているもの)
の耐震補強工事にて、横浜市が行っている木造耐震診断を受け、診断の結果
上部構造評点が1.0未満(倒壊の可能性がある、倒壊の可能性が高い)と判定された建物
または、『わが家の耐震診断表』による診断結果、総合評点が1.0未満(「やや危険」、または「倒壊の危険性あり」)
と判定された建物を対象として、補助金が給付されます。
(課税世帯最高75万円、非課税世帯最高115万円)
また、既存の建物が法的に問題がある場合は、その問題をクリアしないと補強が出来ません。
※(財)日本建築防災協会資料参考
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